この写真を撮ったのはいつだっただろう。

はっきりとは覚えていないけれど、たぶん、「宮崎を出よう」と決める一年前の夏。

ということは、たぶん3年半くらい前のものかな。

今は東京に住んでいる私は、このときはまだ宮崎に住んでいて、そこを出てくるとは夢にも思っていないとき。


これはビーチとヨットハーバーの間を、海に向かって続く堤防。

その下のベンチは、日差しが暑い昼下がりでも陰になっていて涼しい。

平日だとひと気がなくて、私はそこで本を読んだり、ぼんやりと考え事をしたりするのが好きでした。


この時期ひとりで過ごす時間が長かったのは、胸の中に、うまく言葉にできない、落ち着かない感覚があったからかもしれません。

自分の居場所がここではないような、遠い場所への憧れのような、もやもやするような、落ち着かない感じ。


今ふり返ってみれば、この時期になにが始まっていたのかが分かります。

それは、言葉にしてみると「植え替え」が一番近いかもしれない。


うまく言葉にできないあの落ち着かない感覚は、

私、という生き物をこれまで育った土地から抜き取り、新しい地面にうつし替える時がきた、という衝動だったと思う。


この写真を撮った時からおよそ一年後に、私は宮崎を出て横浜、千葉、東京へとうつり住みます。

そして今感じているのは、このとき求めていただろう環境に自分がいて、少しずつ根づいてきたような感覚です。

前々回に書いた記事『「あきらめる」、こと』で書いていた区切りというのは、そういうことなのかもしれないな。



占星術では時期を読む方法があって、私のこの「植え替え」の時期も読み取ることができます。

星がなにかをするわけではなく、考えたり動いたりするのは人です。


ただ、自分の内側に生まれた衝動と星の動きが一致することを知ると、不思議さと同時に、「気持ちがスッキリとして、心強いあと押しをされたように感じます」、と言われる方が多いです。


昨年の12月から
2013年のあなたを読みとく占星術イヤーリーディングワンデイWSをしています。

参加してくださる方はやはり現在、なんらかの変化の波を意識されているようです。

その気持ちの動きや、決意や夢を聞くたびに、ちょっと眩しく、懐かしい気持ちになります。


そういえば明日12日は、明け方に新月。

なにか新しいスタートを感じている方も多いかもしれませんね。


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1月20日に予定しているイヤーリーディング講座はおかげさまで満席ですが、ご希望がありましたら個人セッションでもできます。

お問い合わせくださいませ(^^)

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chie909gmail.com  を@に変えてメールを送ってください。

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(2013.1.11)



今年も終わろうとしているせいか、最近これまでのことをよく振り返って考えます。

とくに私は2010年の9月に九州から関東に来たので、ちょうどこの2年間くらいのことを。


そして思うのは、この
2年間、「あきらめる」期間だったなぁ、と。

あきらめる、と聞くと、残念そうな雰囲気がするでしょうか。


でも私は、清々しい気分になります。

なぜなら、この時期に私があきらめてきたのは、「自分以外の何かになろうとすること」、だから。

手放し、という言い方もあるけれども、自分以外の何かになろうとするのは身についたクセみたいで、なかなかやめられなかった。


誰かの期待に応えたい思いや、一般的に安定とされている価値観を求める気持ち。

「どうして私はこうなれないのだろう・・・」

「こうした方がきっといいはずなのに・・・」

といった焦燥感から抜け出していく課程は、私にとって「あきらめる」という表現がピッタリ。


この「あきらめる」という言葉を、こういった意味ではじめて聞いたのは、少し前のフォーカシング(カウンセリングの一種)の勉強会中です。

言ったのは、晴雨堂というはり灸マッサージ治療院を営んでいるあきこさん。

そのときあきこさんは、フォーカシングをしていて、私はそのリスナーをしていました。

フォーカシングって、自分の体の感じから、その奥にひそむ感情に触れていく技法です。

ひとりでもできるのですが、私は、リスナーという聴き手がいると、やりやすい気がします。


そのときフォーカシングをしていたあきこさんから伝わったのは、温かくどっしりと落ち着いていて、元気にあふれている感じ。

出てきた言葉を正確に全部は覚えていないのだけど、印象は


「地面としっかりつながっている・・・・・満たされている・・・・・これ以上のものを求める必要はない・・・・・ひとりではない・・・・・この安定が揺らぐときがあっても、もう
1人の自分がいてサポートし合って乗り越えられる・・・・・タッグを組んでいる感じだけど、もっとたくさんの存在がいる感じ、チーム!・・・・・」


これがとても心に響いたので、私はどうしてそういう感じになれたのだろう、と聞いてみます。

そこであきこさんが体の感覚を通してみつけてきたのが、「あきらめる」という言葉。

このセッションの内容はあきこさんに許可をもらって書きました。ふつうはそのとき以外は触れないし、人に話すこともありません。)


今、私が感じているのもそんな感覚です。

自分以外の何かになることをあきらめて、自分自身で在ることを受け入れる。

そして、自然に伸びていく方向へ成長していくことを喜ぶ。

自分を愛するってそういうことかもしれないな。

自分に対してそれができたら、きっと周りの人を同じ意味で愛することもできる気がします。

そのときにあきこさんが薦めてくれた本

 

 

☆☆☆

いちばん上の写真は、りんりんさんのアートセラピーミニセッションで作った卵。

紙粘土をこねながらこの2年間のことを話した私に

「よくがんばったね〜、もう修行の時間は終わりだね。これからはますます楽しんでね」とりんりんさんが言ってくれました。

そしたら肩の力がふっと抜けてちょっと泣きそうな、だけど笑いたいような気分になりました。


なにかのひと区切りがついた気がする。

りんりんさんのセッション、ほんわかとお話しを聞いてくれて、柔らかく鋭い洞察をしてくださいます。

肩肘が張りすぎていた私は、エネルギー調整もしてもらいました。

暖かくて心が解放される感じでした。

 
(2012.12.18)